Macを長時間使っていると、「ちょっと熱いかも?」と感じる瞬間がありますよね。
内部の温度は普段意識しませんが、CPUやGPUが高温になりすぎるとパフォーマンス低下(サーマルスロットリング)や、長期的には部品の劣化につながる可能性があります。
そこで今回は、記事タイトルどおり、Intel Macで使えるターミナルを使った手動温度チェック方法と、Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)でも使える安全なおすすめ温度モニタリングツールをまとめます。
さらに、私自身が実際に計測してみた結果も掲載します。結論から言うと、私のMacは全く問題ありませんでした。
(2019年の古いやつを使っている💧)
0. まず確認:あなたのMacはIntel?Apple Silicon?
手順がIntel向けとApple Silicon向けで分かれるので、最初にここだけ確認すると迷いません。
uname -m
- x86_64 → Intel Mac
- arm64 → Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)
1. ターミナルでCPU温度を手動チェックする方法(Intel Mac向け)
Intel Macの場合、macOS標準のターミナルから温度を確認できることがあります。
※Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)Macでは、この「smc」を使った方法は基本的に動作しません。
手順
- ターミナルを起動
- Finder > アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル
- または Spotlight(
⌘ + スペース)で「ターミナル」と入力してEnter
- 以下のコマンドを入力して実行
sudo powermetrics --samplers smc | grep -i "CPU die temperature"sudoを使うため、実行時にMacのログインパスワードを求められます(入力しても画面には表示されません)。- 正しく動作すると、リアルタイムで
CPU die temperature: XX.XX Cのように温度が表示されます。
- 終了する
- 温度を見終わったら
Control + Cで終了します。
- 温度を見終わったら
うまくいかないとき(ここが超重要)
もし以下のように出たら、あなたの環境では「smc」サンプラーが使えません(IntelでもmacOS/機種によっては起きます)。
powermetrics: unrecognized sampler: smc
その場合は、まず「使えるサンプラー一覧」を確認してください。
sudo powermetrics --help
--samplers の一覧に smc が無い場合、この方法で温度(℃)を直接表示することはできません。
そのときは、後半の「ツール」または「Apple Silicon向けの確認方法」を使うのがおすすめです。
2. 実際に計測してみた結果(Intel Mac)
私のIntel Macで実行したところ、以下のような結果が得られました。
CPU die temperature: 57.28 C
CPU die temperature: 57.06 C
CPU die temperature: 59.59 C
CPU die temperature: 56.80 C
CPU die temperature: 59.89 C
CPU die temperature: 56.14 C
CPU die temperature: 59.23 C
CPU die temperature: 59.09 C
CPU die temperature: 62.41 C
CPU die temperature: 60.55 C
CPU die temperature: 60.22 C
CPU die temperature: 66.47 C
CPU die temperature: 57.34 C
CPU die temperature: 58.19 C
CPU die temperature: 58.16 C
CPU die temperature: 60.44 C
CPU die temperature: 58.39 C
CPU die temperature: 62.47 C
CPU die temperature: 57.80 C
CPU die temperature: 57.67 C
CPU die temperature: 62.56 C
CPU die temperature: 65.14 C
CPU die temperature: 57.53 C
CPU die temperature: 56.77 C
CPU die temperature: 61.66 C
CPU die temperature: 64.84 C
CPU die temperature: 59.03 C
CPU die temperature: 59.02 C
CPU die temperature: 56.02 C
CPU die temperature: 60.62 C
CPU die temperature: 64.53 C
CPU die temperature: 58.34 C
CPU die temperature: 56.69 C
CPU die temperature: 58.44 C
CPU die temperature: 61.14 C
CPU die temperature: 59.33 C
CPU die temperature: 57.86 C
CPU die temperature: 57.45 C
CPU die temperature: 65.33 C
CPU die temperature: 62.50 C
CPU die temperature: 59.16 C
CPU die temperature: 58.45 C
CPU die temperature: 56.41 C
CPU die temperature: 60.52 C
CPU die temperature: 60.69 C
3. 結果の分析と結論(Intel Mac)
- 最低温度:56.02 ℃
- 最高温度:66.47 ℃
- 多くの値:57〜62 ℃台に集中
一般的に、Intel MacのCPU温度の目安は次の通りです(作業内容や室温で上下します)。
- アイドル時(軽い作業):40〜60℃
- 中負荷時(Webブラウズ・動画視聴):50〜70℃
- 高負荷時(動画編集・3Dレンダリング):70〜90℃
今回の測定は中負荷時の正常範囲内にあり、冷却も十分に効いていることがわかりました。
結論:私のMacは全く問題なし!
4. Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)で「熱い状態か」をターミナルで確認する方法
Apple Siliconでは、Intel向けの --samplers smc が使えないことが多く、温度(℃)をターミナルだけで安定して出すのが難しい場合があります。
その代わり、macOSが管理しているThermal pressure(熱的な圧力=熱で性能制限が必要かどうかの状態)を確認できます。
「今、熱で苦しんでいるか(スロットリング気味か)」を判断するには十分役に立ちます。
確認コマンド(Apple Silicon向け)
sudo powermetrics --samplers thermal -n 1
私のApple Silicon環境(M3 iMac)で実行したところ、こう出ました:
**** Thermal pressure ****
Current pressure level: Nominal
- Nominal:熱的に余裕あり(普通の状態)
※この表示は「温度(℃)」ではなく、「熱で絞られているかどうか」の状態です。
温度(℃)が必要な場合は、次の「おすすめツール」が確実です。
5. 誰でも使える安全な温度モニタリングツール(Intel / Apple Silicon 両対応)
手動確認も良いですが、常に温度を見たい場合はツールを使うと便利です。
ここでは「定番で評判が良く、導入が簡単」なものを中心に紹介します。
- Fanny(無料)
メニューバーや通知センターに温度・ファンスピードを表示。軽量で使いやすいです。 - Hot(無料)
CPU温度とサーマルスロットリングを簡単に可視化。シンプルに見たい人向け。 - Macs Fan Control(無料/有料版あり)
温度表示とファンの回転数を直接制御可能。細かく調整したい人におすすめです。
※ファン制御は便利ですが、極端な設定は避けて「安全寄り」に運用するのがおすすめです。 - TG Pro(有料)
Intel/Apple Silicon両対応。センサー情報やファン制御が充実した定番ツールです。 - iStat Menus(有料)
デザイン性・カスタマイズ性の高いシステム監視ツール。温度以外もまとめて管理したい人向け。
まとめ
- Intel Macなら、ターミナルで
CPU die temperatureを直接チェックできる場合がある - Apple Siliconは、ターミナルで「温度(℃)」よりも Thermal pressure(熱で苦しんでるか) を見るのが現実的
- 常時モニタリングしたいなら、安全な専用ツールの導入がいちばん確実でラク
Macの健康状態を知ることは、快適な作業環境を維持する第一歩です。
あなたのMacもぜひチェックしてみてください。
目的別「Macを冷やすアイテム」一覧
1-1. 冷却アイテムの比較表
| タイプ | 商品の例 | どんなしくみ? | 向いている人 | メリット | 注意点・デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| 冷却ファン付きクーラー | サンワダイレクト ノートパソコンクーラーなど | ノートPCの下からファンで風を当てて冷やす。底面に強制的に風を送ることで、CPUやGPUが発する熱を逃がしやすくする。 | 動画編集・プログラミング・ゲームなど、高負荷な作業をよくする人 | ・実際に温度を下げる効果が出やすい ・17インチ対応など大きめサイズならMacBook Pro 16インチもOK ・角度調整ができるものはタイピング姿勢も改善できる |
・ファンの音が多少出る ・USBポートを1つ使う ・持ち運びにはややかさばるものもある |
| 放熱スタンド(ファンなし) | BoYata ノートPCスタンドなど | アルミなど熱が逃げやすい素材+Macの下に空間を作ることで、自然な空気の流れ(自然空冷)をよくする。 | 仕事メイン・Web・資料作成など、そこまで高負荷ではない作業が中心の人 静かな環境で作業したい人 |
・ファンがないので完全に静か ・目線が上がり、首・肩・腰の負担が減る ・見た目がスッキリしてデスクがきれいに見える |
・ファン付きほど「ガッツリ冷却」ではない ・角度を上げすぎるとタイピングしにくいと感じる人もいる |
| 冷却ジェルパッド | ノートPC用冷却ジェルマット「激冷」など | PCの下に敷いて、ジェルが熱を吸収することで、底面温度の上昇をゆるやかにする。 | カフェや出先での作業が多い人 「とりあえず今より少しでも熱をマシにしたい」人 |
・ファンも電源もいらないので完全に静か ・薄くて持ち運びしやすいものが多い ・設置が「敷くだけ」で簡単 |
・冷却力は時間とともに落ちてくる(ジェルが温まる) ・高負荷作業には力不足なことも ・長時間連続使用には向かない場合がある |
目的別「一番おすすめはこれ」
2-1. 使用シーンから選ぶおすすめ
| あなたの使い方 | 一番おすすめのタイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 動画編集・音楽制作・ゲーム・重めのプログラミング | 冷却ファン付きクーラー | CPU/GPUがフル稼働する場面が多く、発熱量も多い。ファンで強制的に冷やす方が安全で安定しやすい。 |
| 仕事用(資料作成・Zoom・ブラウザ作業が中心)で静かさ重視 | 放熱スタンド(ファンなし) | 発熱はそこまで極端ではないので、自然空冷+姿勢改善のメリットが大きい。ファン音ゼロで集中しやすい。 |
| カフェ・外出先でのライトな作業がメイン | 冷却ジェルパッド | 持ち運びやすく、設置も簡単。電源いらずで場所を選ばない。簡易的な温度対策として使いやすい。 |
どれか1つ選ぶなら?
3-1. 全体としての「最有力候補」
| 条件 | 選ぶべきもの | コメント |
|---|---|---|
| 「安全にしっかり冷やしたい」+「高負荷作業が多い」 | 冷却ファン付きクーラー | 温度そのものを下げるという意味では、やはりファン付きが一歩リード。Macの寿命やパフォーマンスを守りたい人向け。 |
| 「作業環境の快適さ(姿勢・見た目・静音)も大事」 | 放熱スタンド | 冷却+姿勢改善+デスクの見た目向上という、トータルバランスが非常に良い選択。長時間作業なら特におすすめ。 |
「最も良い」という言い方をするなら、
- 高負荷作業をする人にとっての最強候補:冷却ファン付きクーラー
- 日常的な仕事+健康面も含めた総合1位候補:放熱スタンド
…という伝え方をすると、相手も「自分はどっちかな?」とイメージしやすくなります。
製品以外でできる温度対策
商品だけに頼らず、「これも一緒にやると効果アップだよ」と伝える用のまとめです。
4-1. かんたんにできる工夫リスト
| 工夫 | 内容 | 心と体へのメリット(伝えると響くポイント) |
|---|---|---|
| Macの下にすき間を作る | 本や小さな台などで数センチ浮かせて、空気の通り道を作る | 「少し浮かせるだけでも、熱がこもりにくくなります。ちょっとした一手間が、Macの寿命を守ることにもつながります。」 |
| 室温を下げる | エアコンや扇風機で部屋全体の温度を下げる | 「機械だけでなく、使っている人の疲れやイライラも減りやすくなります。」 |
| 不要なアプリを閉じる | 高負荷なアプリやタブを閉じて、CPU負荷を下げる | 「Macに余計な仕事をさせないことは、自分に『休んでいいよ』と言ってあげるのと少し似ています。」 |
| ブラウザのタブを整理する | 開きっぱなしの大量タブはCPUやメモリを使う | 「タブを閉じることは、頭の中のごちゃごちゃを片づけるのに似ていて、心も少しスッキリしやすいです。」 |



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