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WORDPRESS DEVELOPMENT NOTEWordPress機能追加

今あるWordPressが“自分専用のカウンセリングシステム”になる――心理カウンセラー向けに相談者管理・問診・記録・ワークをオーダーメイド開発

今あるWordPressが“自分専用のカウンセリングシステム”になる――心理カウンセラー向けに相談者管理・問診・記録・ワークをオーダーメイド開発ARTICLE / 39789
EDITORIAL POLICY

実際のWordPress画面と運用を前提に、確認できる範囲と判断理由を分けて解説します。

CONTENTSこの記事の目次

    心理カウンセラー、公認心理師、臨床心理士など、心理支援に携わっている方の中には、すでにWordPress(ワードプレス)でホームページやブログを運営している方も多いと思います。

    そこで、私は一つ面白い使い方があると考えています。

    今あるWordPressサイトを、情報発信のためだけに使うのではなく、

    「自分専用のカウンセリング支援システム」

    へ拡張する方法です。

    例えば、現在の仕事の中で、

    ・初回相談者には紙の問診票を書いてもらっている
    ・面接記録はWordに入力している
    ・経過はExcelで管理している
    ・ワークシートはPDFで送っている
    ・クライアントごとに資料がバラバラになっている
    ・毎回同じ心理尺度を計算している
    ・宿題やホームワークの確認に時間がかかる

    といったことはないでしょうか。

    これらを全部、既製の大規模なシステムへ移行する必要はありません。

    現在使っているWordPressサイトに、その方の仕事に必要な機能だけを専用プラグインとして追加する、という方法もあります。

    目次

    WordPressは「ブログ」だけではありません

    WordPressというと、

    「ホームページを作るもの」
    「ブログを書くもの」

    という印象が強いかもしれません。

    しかしWordPressは、独自プラグインを開発することで、用途に合わせたさまざまな機能を追加できます。

    例えば、ホームページやブログはこれまで通り運営しながら、

    一般の訪問者には、

    「サービス紹介」
    「プロフィール」
    「心理学の記事」
    「お問い合わせ」

    などを表示。

    一方、ログインしたカウンセラーには、

    「相談者管理」
    「面接記録」
    「心理尺度」
    「ワークシート」
    「宿題管理」

    などを表示する。

    さらに相談者本人には、別の専用画面を用意する。

    こうした構成も考えられます。

    つまり、

    「ブログのあるWordPressサイト」

    を、

    「ブログ+カウンセリング業務支援システム」

    へ発展させるイメージです。

    例えば、こんな機能を作れます

    心理カウンセラー向けの専用WordPressプラグインとして、例えば次のような機能が考えられます。

    相談者・クライアント管理

    クライアントごとに必要な情報を整理し、過去の記録や次回予定などを一つの画面から確認できるようにします。

    初回問診フォーム

    相談者が自宅のスマートフォンやパソコンから問診内容を入力。

    カウンセラー側では、送信された内容を管理画面から確認できます。

    面接記録

    毎回のカウンセリング内容をクライアントごとに記録。

    「前回何を話したのか」を探す時間を減らせます。

    カウンセラー専用メモ

    相談者本人には表示されない、カウンセラー側だけのメモ領域を設けることもできます。

    心理尺度の入力・自動集計

    利用条件や著作権・ライセンス上問題のない心理尺度であれば、回答結果を自動計算したり、過去からの変化をグラフ表示したりする仕組みも考えられます。

    気分・不安・睡眠などの経過記録

    相談者が定期的に、

    「今日の気分」
    「不安の程度」
    「睡眠時間」

    などを入力。

    カウンセラー側で時系列の変化を確認できます。

    独自のワークシート

    例えば、

    「出来事」
    「そのとき浮かんだ考え」
    「感情」
    「身体反応」
    「行動」
    「気づいたこと」

    などを入力して整理する、そのカウンセラー独自のワークをオンライン化することもできます。

    既製の方法に限定する必要はありません。

    普段自分が使用している紙やPDFのワークシートをもとに、その人専用に設計することも可能です。

    宿題・ホームワーク管理

    次回までに取り組んでもらいたい内容を設定。

    相談者側から完了状況を入力できるような仕組みにすることもできます。

    配布資料

    PDFや心理教育資料などを相談者ごとに表示。

    毎回メールへ添付する手間を減らすこともできます。

    カウンセラーからのお知らせ

    次回までに確認してほしいことや、簡単な連絡事項などを相談者専用ページへ表示することもできます。

    PDF出力

    必要な情報を一定の形式でPDFとして出力する、といった機能も用途に応じて設計できます。

    スマートフォン・PC・iPad対応

    Webシステムなので、特定の端末だけに限定せず、スマートフォン、パソコン、iPadなどから利用できるようレスポンシブに設計することもできます。

    「自分がシステムに合わせる」のではなく、「システムを自分に合わせる」

    私が特に重要だと思っているのはここです。

    一般的な業務システムを導入すると、

    「この項目に入力してください」
    「この手順で使ってください」
    「この形式で記録してください」

    と、利用者側がシステムに仕事を合わせることがあります。

    しかしオーダーメイドなら逆にできます。

    今使っている、

    紙、
    Word、
    Excel、
    PDF、
    問診票、
    ワークシート、
    チェックリスト、

    などを見ながら、

    「これはそのままデジタル化したほうがいい」

    「これは自動計算にしたほうがいい」

    「これは相談者からオンライン入力してもらったほうがいい」

    「これは今まで通り紙のほうが使いやすい」

    と一つずつ整理できます。

    つまり、

    「あなたの仕事をシステムに合わせる」

    のではなく、

    「あなたの仕事にシステムを合わせる」。

    これがオーダーメイド開発の大きなメリットです。

    すでにWordPressサイトを持っているなら、小さく始める方法もあります

    もう一つ大きなメリットがあります。

    すでにWordPressサイトを運営している場合、必ずしも大規模なシステムをゼロから作る必要はありません。

    例えば最初は、

    「問診フォームだけ作りたい」

    でもいいと思います。

    あるいは、

    「自分で使っているワークシートだけWeb化したい」

    でもいい。

    「心理尺度を入力すると自動でグラフになるようにしたい」

    だけでも構いません。

    既存サイトを活用しながら必要な部分だけ開発すれば、完全なWebシステムを一からフルスクラッチで構築するより、開発範囲を小さくでき、その結果として費用を抑えられるケースがあります。

    必要になった段階で、

    問診

    クライアント管理

    記録

    ワークシート

    経過グラフ

    というように後から機能を増やしていく設計も可能です。

    AIも「カウンセラーの代わり」ではなく「裏方」として使える

    必要であれば、AIを組み込むことも考えられます。

    ただ、私が想定しているのは、

    「AIにカウンセリングを任せる」

    という使い方ではありません。

    例えばカウンセラーが面接終了後に、

    「仕事への不安が強かった。睡眠は先週より改善。家族との関係について話した。次回は境界について確認」

    といった簡単なメモを入力。

    それを、

    「今回扱ったテーマ」
    「前回からの変化」
    「確認された課題」
    「次回確認事項」

    などへ整理する。

    つまり、判断するのはカウンセラー。

    AIは記録整理や事務作業を補助する「裏方」です。

    個人情報を扱うため、外部AIへ相談記録を無条件に送信するような設計ではなく、何を、どこまで、どのような条件で処理するのかを考えた上で実装する必要があります。

    心理支援だからこそ、セキュリティは最初から考える

    この種のシステムで最も軽視できないのがセキュリティです。

    心理相談の中では、内容によって病歴、心身の状態、精神障害に関する情報など、個人情報保護法上の「要配慮個人情報」に該当する情報が含まれる可能性があります。個人情報保護委員会(日本の個人情報保護を所管する行政機関)も、こうした情報について慎重な取扱いを求めています。

    そのため、単に「WordPressにフォームを付ければ完成」という話ではありません。

    例えば、

    ・HTTPSによる通信保護
    ・強固な認証
    ・二段階認証
    ・利用者ごとのアクセス権限
    ・入力値のバリデーションとサニタイズ
    ・出力時のエスケープ
    ・CSRF対策
    ・SQLインジェクション対策
    ・機密情報をログへ残さない設計
    ・安全なバックアップ
    ・WordPress本体、テーマ、プラグインの継続的な更新
    ・不必要な機能やアクセス経路を増やさない
    ・クライアントごとの厳密な閲覧制御

    などを、扱う情報と用途に応じて検討します。

    WordPress公式も、WordPressを安全に運用するためには本体・テーマ・プラグインの更新、HTTPS、認証などを含む継続的なセキュリティ対策が重要であると案内しています。また、WordPressの開発者向けセキュリティ指針でも、入力値の検証・サニタイズと出力時のエスケープが基本原則として示されています。

    WordPressだけにこだわる必要もありません

    ここも重要です。

    私は、

    「何でもWordPressで作ればいい」

    とは考えていません。

    必要な機能や扱う情報、利用人数、求められるセキュリティ水準によっては、

    ホームページ・ブログ

    WordPress

    機密性の高い業務システム

    独立したWebアプリケーション

    というように分離したほうが適切なケースもあります。

    医療機関などで医療情報システムとして利用する場合には、さらに別の要件を考える必要があります。厚生労働省(日本の医療行政を所管する行政機関)は2026年6月、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第7.0版」を公開しています。

    そのため、

    「WordPressで作ること」

    そのものを目的にはしません。

    相談内容を聞いた上で、

    「これはWordPressで十分」

    「ここは分離したほうが安全」

    「この機能ならWebよりiPadアプリのほうが使いやすい」

    など、用途に合った方法を考えることが大切だと思っています。

    守秘性を最優先したい場合は、完全ローカルという選択肢もあります

    心理支援に携わる方の中には、

    「守秘義務を考えると、相談記録はインターネットにつながった環境には保存したくない」

    「カウンセリングの詳細な記録は、完全にローカル環境だけで管理したい」

    という考え方の方もいると思います。

    このような運用方針にも対応できます。

    大切なのは、

    「WordPressを使うか、完全ローカルにするか」

    を二者択一で考えることではありません。

    扱う情報の機密性に応じて、保存場所やシステムを分ける方法があります。

    例えば、WordPress側には、

    ・予約やスケジュール
    ・相談者専用ページ
    ・一般的な問診フォーム
    ・ホームワーク
    ・ワークシート
    ・配布資料
    ・お知らせ
    ・相談者自身が入力する経過記録

    など、Webで利用するメリットが大きい機能だけを持たせる。

    一方で、

    ・詳細な面接記録
    ・カウンセラーだけが見る内部メモ
    ・非常にセンシティブな相談内容
    ・ケースについての詳細な記録

    などは、WordPress側には保存せず、暗号化したMacやiPadなどのローカル環境だけで管理する。

    こうした構成も可能です。

    つまり、

    「相談者とのWeb上のやり取り」と、

    「カウンセラーだけが保管する詳細な記録」

    を分離する方法です。

    例えば、WordPress側では、

    相談者ID

    次回予定

    ホームワークの提出状況

    ワークシート

    相談者への配布資料

    などだけを管理し、

    詳細なカウンセリング記録については、インターネットへ保存しないようにすることもできます。

    逆に、

    「相談者が自宅のスマートフォンから記録を入力できることを重視したい」

    という場合には、適切なセキュリティ対策を行ったWebシステムを利用する方法もあります。

    また、

    「相談内容については一切Webへ保存したくない」

    というご希望であれば、WordPressとは別に、完全ローカルで動作するMacアプリやiPadアプリとして開発する方法も考えられます。

    この場合、

    WordPress

    ホームページ・ブログ・問い合わせ・予約・資料配布

    Mac/iPadのローカルアプリ

    詳細な面接記録・内部メモ・ケース管理

    というように役割を分けることもできます。

    もちろん、完全ローカルだから何もしなくても安全というわけではありません。

    端末の紛失や盗難、第三者による閲覧、バックアップの管理など、ローカル環境にも別のリスクがあります。

    そのため、

    ・端末自体の暗号化
    ・Face ID、Touch ID、パスコードなどによる認証
    ・一定時間操作しなかった場合の自動ロック
    ・安全なバックアップ
    ・機密情報を不要な場所へコピーしない設計

    なども含めて考える必要があります。

    私が重要だと考えているのは、

    「WordPressだから全部Webへ保存する」

    「守秘義務があるから何でも完全ローカルにする」

    と最初から決めてしまうことではありません。

    そのカウンセラーが、

    何を扱うのか。

    誰が見るのか。

    相談者自身にも入力してもらう必要があるのか。

    外出先から確認する必要があるのか。

    どこまでの情報をインターネット上で扱ってよいと考えているのか。

    こうした条件を確認した上で、

    「WordPressで管理する部分」

    「完全ローカルで管理する部分」

    「両方を組み合わせる部分」

    を決めることが大切だと思っています。

    そのため、

    「守秘性を最優先して、詳細な記録は完全ローカルにしたい」

    というご相談でも問題ありません。

    逆に、

    「相談者が自宅から入力できる便利さも欲しい」

    という場合には、WordPressとローカル環境を組み合わせたハイブリッドな構成も検討できます。

    システムに運用を合わせるのではなく、実際のカウンセリングの方法と情報の機密性に合わせて、最も適切な形を考えていきます。

    WordPressをすでに使っている心理カウンセラーの方へ

    もし現在、

    WordPressで心理学の記事を書いている。

    カウンセリングサービスを紹介している。

    お問い合わせを受け付けている。

    という方であれば、そのサイトを「情報発信するだけのサイト」で終わらせる必要はありません。

    今あるWordPressを活かしながら、

    「自分の仕事を支えてくれるサイト」

    へ少しずつ育てていくこともできます。

    例えば、

    ブログを書いて集客する。

    サイトから問い合わせを受ける。

    相談者専用ページから問診を入力してもらう。

    カウンセラー側で確認する。

    セッション後に記録する。

    必要なワークを設定する。

    相談者が自宅から取り組む。

    次回、経過を確認する。

    ここまで一つの仕組みとしてつなげることも考えられます。

    「こういうものを作ってほしい」があれば、ぜひご相談ください

    心理カウンセラー、公認心理師、臨床心理士をはじめ、心理支援に携わっている方で、

    「毎回この作業に時間がかかっている」

    「紙でやっているこの作業をWeb化したい」

    「今使っているWordPressにこんな機能を追加したい」

    「独自のワークシートをオンライン化したい」

    「クライアントが自宅から入力できるようにしたい」

    「こういうものがあったら仕事がかなり楽になると思う」

    「こんなシステムを作ってほしい」

    というアイデアがありましたら、ぜひご相談ください。

    まだ具体的な仕様が決まっていなくても構いません。

    「こんなことってできますか?」

    という段階からでも、一緒に整理できます。

    すでにWordPressサイトをお持ちの場合は、そのサイトをできる限り活用し、必要な機能だけから開発することで、内容によっては費用を抑えた形で制作することも可能です。

    大規模なシステムである必要はありません。

    たった一つ、

    「この作業だけ自動化できたら助かる」

    というところからでも始められます。

    心理支援をする人が、本来一番大切な「人と向き合う時間」により集中できるように。

    そのためのWordPressプラグイン、Webシステム、iPadアプリなどを、実際の仕事の流れに合わせてオーダーメイドで形にしていきたいと考えています。

    お気軽にご相談ください。


    ※この記事に掲載しているシステム画面の画像は、AIで生成した開発イメージです。実際の開発でも、掲載イメージに沿ったデザイン・操作性・機能を実装することは可能です。実際の業務内容やご希望を確認した上で、より使いやすく安全な形へ調整して制作します。

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